千葉雅也先生の対談講演会へ@京都大学

日々是好日(dairy)

千葉雅也さんが最近発売された、「意味のない無意味」

実施に読んでいなかったので、ギリギリまで迷っていたのだけれど、
松本卓也さんとの対談講演会に行ってきました。

場所は京都大学。久しぶり。いい季節。枯葉がきれい。


千葉さんが、黒板に絵を描きながら説明をされたのだけれど、
こんな感じ。


(↑わたしの追記メモあり)

飛び交う言葉の背景や定義を知らないのと、そのスピードについていけなくて、
たぶん、話の3%くらいしか理解できなかったのだけれど、
従来の近代哲学?では、「意味のある無意味」の概念が論じられていて、
それはそれとしてあるものの、それだけではなく、その外にある
「意味のない無意味」、がテーマになっていた様子。

「意味のある無意味」と聞くと、老子が思い浮かんだのだけれど、
意味のない無意味か。
ぱっと聞いただけでは、イメージが湧かない。

松本先生は、初めて存じ上げたのだけれど、
お医者様かな?京都大学の精神分析の先生。
その方の話で、自閉症の話になって、
当事者研究の話になると、少しイメージはできた。
3月くらいに、「狂気と創造性」に関する著書が
発売されるらしいので、機会があったら手にとってみよう。

最後に、LGBTにまつわる話になり、当事者性の話、
差別やカテゴリ分け、福祉社会の話などに進み、
このあたりになると、私自身が疑問に思っていたことや
今の仕事で感じていた違和感などとも結びつき、
千葉さんと意見の方向性が一緒で、
まあ、現代の文脈とは合わないだろうな、とも。

「否定性を常にもっておきたい」という言葉には、
とても共感。
それはそうと、「否定性がなくなることは、無意識がなくなること」
とおっしゃったのだけれど、いったいどういう意味だろう?

今日の対談は、分からないことが多いはずなのに、
とてもおもしろく、あっという間の1時間半。
行ってよかったな。

帰るときは、もう真っ暗。京大正門。


こんな日は、たこ焼きを食べよう◎

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