輪郭を描く

人生(life)

伝える、表現する、言葉を発する、ということについて
比較的、話すよりは、文章のほうが
好きだろうと思う。

特に、考えているテーマについてや、
自分について大切なものである場合、
言葉で、衝動的に、感情的に、反射的に、
反応的に説明をしたりしてしまうと、
後でなんともいえない後悔というか、
言い直したり、説明をしなおしたい気持ちが生まれてくることが多い。
「足りない」感覚っていうのだろうか。

一方で、好きなものであったり、楽しかったことや、
感動したことなんかについては、
言いっぱなし、書きっぱなしで大丈夫で、
何らかの形でアウトプットできれば、
それで事足りているような気がする。

こういうときは、言葉足らずになるし、
聞いている人は意味が理解できない部分も多いだろうと思うけれど、
目的が違うので、たぶんOKなんだろうと思う。

自分にとって、明確に文章で書きたくなるものは
まだ輪郭のはっきりしていない、
自分でもそれが何なのかわからないものについて、まとめてみたい、と思うときで、
書きながら、何かを探る作業をしているような気がする。

違和感であったり、見えない繋がりであったり、
ぼんやりとしたものであったり。

それが、思考でも、感覚でも、感情でも、
丁寧に見たいとき、
文章を選ぶことが多いのだろう。

とはいっても、人前に立って話をしたり、
ワークのファシリテーションをすることも好きだし、
「場」を構成する要素を見ながら、感じながら、
「足りない」ことを良しとして、
その場その場で合わせていくことも、
とても楽しいし、好きだと思う。

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