何を所有するか

日々是好日(dairy)


引っ越し時、荷物の処分でかなり頭を悩ませた。すべての荷物をもっていくと当然費用が多くかかる。必要ないものは処分すればいいのだけれど、その塩梅が難しかった。結局日常に必要なもの以外はほとんど処分することになった。

引っ越し後、食材や家具、衣類等、新しく買う必要があるものは当然発生する。ただ、すぐには購入せずに本当に必要か、別のもので代用できないか等、吟味をするようになっている。ものを買うのはけっこう簡単にできるけれど、心身ともに捨てることの負荷の重さは馬鹿にできない。「必要以上にもたない」というのは、整理整頓されることで1つ1つの「もの」の存在感が確認できたり活用できたり、あとは移動を容易にしたりというのもあるだろうけれど、「処分コストの低減」という側面も馬鹿にできないだろうと思う。個人所有のものに囲まれるということは、同時に部屋の中に負債を抱えるということでもあるのかもしれない。

なので慎重になっているわけなのである。本も基本的に図書館で借りている。衣服も上着は5枚、ズボンは2本あれば事足りる。まあ実際はもう少し多くなっているけれど。そんな吟味生活の中、新しいものを呼び入れるのはとても嬉しい。調理してみたい食材、調味料、家具、その他色々なもの。今度は家具がやってくる。引っ越しのときにネジがひとつ無くなってしまい斜めになってしまっているハンガーラック。注文したときは在庫があったのだけれど、今は入荷待ちになっている。昨日届くはずだったけれど届かないので、もしかしたら入荷待ち対象になったのかもしれない。既に2ケ月待ったので、今更あと数か月待ったところで問題はない。

毎日空を見ている。朝日や月などはもちろん美しいけれど、最近は曇り空の美しさに見とれることも多い。今度曇り空の写真をとってみたい。

山頂より。この日は鱗雲の大群だった。飛んでいく飛行機。









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