無題

日々是好日(dairy)
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アスファルトを踏みしめるスニーカーの靴底の、
底の厚さを足の裏に感じながら歩を進めていた。

陽光散々弾
我歩進行也

陽光散々(さんさん)と弾け
我、歩を進め行くなり

風が頬をかすめ、冷たさに身を固める。
瞼を上げ、風の来し方に視線を向けると、
一面に広がる青き、白き水面。
海と呼ばれるその景色は、今では日常となっていた。

冷風海来
其海遥広
日常風景
青白混波
漂様唯見

冷風海より来たる
その海遥かに広がりて
既に日常の風景となりしか
青白(せいはく)混じりて波となり
漂う様をただ見つめる

※漢詩ではありません。
 同じ情景を、文章、漢字のみ、書き下し風文体で表現しています。








以前も見た文章。再び出会う。

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