かもめ食堂界隈

日々是好日(dairy)


『かもめ食堂』という、一部界隈の人たちに強烈に推されている映画があるらしいことは知っていた。

YouTubeに流れているフィンランド系動画には、この映画に起源をもつストーリーが多く、フィンランドに行ってみたり、移住をしたり、自宅をかもめ食堂風味にしたり。
私の場合、映画はみたことはなかったのだけれど、本は読んだかどうか記憶にない。

ある人のYouTubeをみたときに、かもめ食堂の映画リバイバルがあるらしいことを知った。すごく見たかった、というわけではないけれど、これほどおされる映画とは何か、と思い、即座に予約をいれて行ってみることにした。

入場時、この日を待ち望んでいた人は歓喜するんだろうなという特典をいただいた。ネームタグ。だがしかし、わたしはこれが何なのか、よくわからなかったのだけれど、ありがたくいただき、そっとリュックの奥のほうにしまった。








映画がはじまった。見て数分で分かった。
『かもめ食堂』の原作は群よう子さんらしい。

そうであるならば読んでいるに違いなく、
そういえばそんな本があったなと。

子どもの頃のわたしは、エッセイならば、群よう子、原田宗典、さくらももこ、であったのだ。もちろん小説も読んでいたので、おそらく記憶違いではないだろう。たぶん。

物語について触れる必要はあるまい。
館内が暑すぎて、途中からもぞもぞしてしまったけれど、最後まで面白く、よい映画だった。
特に3人の過去を明らかにしないのがよい。群さんらしいな、と感じてしまった。

終わった後、映画館をぶらぶらしていると、
「かもめ食堂パンフレット売り切れ」の案内が目に入った。
公開2日目なのに!

読み返すと、今日の文章はなんとなく群さん風のようにも思えてきた。

先日、仕事の一環で小さい頃の夢を話す機会があり、
エッセイストになりたかったという話をしたところだった。
群よう子さんも、憧れのひとりだった。

少し叶っている気もする。

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