インフルエンザとの正味2日間の格闘。
長いのか短いのはよく分からないけれど、無事終息に向かった。
月曜日の夜に突如発熱やしんどさを感じ、夜も眠れない。深い眠りなく迎えた早朝、まだ一度も顔を合わせてない上司の連絡先を知り合いに聞き、「迷惑な時間だろうな」と思いつつ連絡をし、休みを告げる。そして病院に行き、インフル確定となった。
社会にでて20年余り。今までインフルで会社を休んだことはなかったんじゃないかと思うけれど、ここにきて発症してしまった。最初はそれほど熱も高くなかったのだけれど、病院の待合に座っていること自体もしんどく。薬を処方されて帰宅後、どんどんと熱は上がっていき、と節々や筋肉の痛みに眠ることさえできず、グーグル先生に「インフル、関節、筋肉、痛み」という検索条件を入れて、情報を引き出そうとする始末。「ペインクリニック」の存在意義を再確認するなど。1錠目の解熱剤は、恐ろしいほど効いた。数時間だけだけど。そして2錠目はまったく効かず、「もうダメだ」と思っていたら、身体が新たな展開を迎えたことを知る。何と書けばいいのか、「これから更なる山を登るのだけれど、この山を登れば必ず見晴らしの良い場所に行けるのだ」ということが根拠を示すことなく分かる瞬間というのがあると思うのだけれど、つまりそれだ。
案の定、そこを超えたら階段をわずか一段だけだけれど降りたような感じになった。そして「あといくつかのプロセスがあるけれど、このまま進めば少しずつ治まる」とぼんやりと思った。身体の痛みは続き、その夜は眠ることさえもままならなかったけれど、翌日痛みは幾分かおさまり、かなり楽になった。熱は下がっていなかったけれど。
そんなインフルとの攻防戦を終え、今は残る余波と折り合いをつけている途中。
高熱だけれども、頭の中は落ち着いているとき、「持続可能」や「サスティナビリティ」をグーグルの検索条件に入力していた。グレタさんの影響ではない。はじめて知ったのは10年以上くらい前、当時は「ロハス」なんて言葉もよく耳にしていて、興味はあったのだけれど次第に関心は薄れていった。検索結果に現れ出たのは「SDGs」で、「ああ、あれか」と思ったのだけれど、私がほしい情報とはちょっと違う。
「いったい何の情報が欲しいんだろう」
わからないまま、次々の検索条件を打ち込む。今だはっきりとはよく分からない。でも私の携帯のメモにも「持続可能性」という言葉が残されているのだ。きっとなにかあるのだろう。ないのかもしれない。しばらくそっとしておこう。
いろいろな人の体験談などを読んでいくと、「みなさん、若いときからちゃんと考えて、行動していたんだなあ」という感想をもってしまう。そして少しの後悔。もっとちゃんと考えておけばよかった。今からでも別に遅くはないのだけれど、そう思ってしまった。
明日から出勤なので、少しでも体力を回復しておかなければならない。長い休みになってしまった。本を1冊読み上げた。