ハノイにあって思うこと


ベトナムへ、3日ほど行ってきた。

特に絶対にベトナムに行きたかったわけではないのだけれど、どこかアジアに行きたいと思い、連れて行ってくれそうだと頭に思い浮かんだ人が、ベトナムに留学していたことがあり、ハノイへ行くことになった。

遠方へは出向かず、2日半ほどハノイ市内を散策していたのだけれど、バイクと車と人が縦横無尽に行き交う道に、ずいぶんと疲れてしまった。たまに信号機もあるのだけれど、守られないことも多い。普通の道は、それが幅の大きな道でさえ、みんなが目測で渡って行く。ひとりだったら、怖くて渡れなかっただろう。あまり人と手をつないだりしないほうだけれど、今回ばかりは手を繋がさせてもらった。

旅本によると、この時期のハノイの気温は二十度後半と書かれていたのだけれど、実際は2日目が三十六度、3日目が三十七度だった。どうも体感は四十度超えだったようで、ハノイで今年一番の暑さだったらしい。

カオスな喧騒にエネルギーを奪われ、早々に雑貨を見ることにも飽きてしまった。食べるものにもそれほどの情熱はなく、そして、相手に頼りっぱなしで主体性を無くしていった結果、足にできた水ぶくれや、もしかしたら風邪かもしれない症状もあり、歩き回るのに疲れ、最終日の午後は、一人でホテルで寝ていた。

ホテルに一人でいたのは3時間くらいだったけれど、とても長く感じた。相手がもっていた雑誌を4度は読み、それでも時間が余った。何もすることがなく、寝ることにも疲れてしまったのだけれど、部屋に備え付けてあったパソコンを開き、いつも見ているnoteやブログを読むと、なぜだか安心した。戻ってきた感じ。日本を、あの代わり映えのない日常を、愛していたらしい。







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