「自分らしさ」の次

日々是好日(dairy)


「自分らしく」
「自分らしく生きる」
「自分を大切に」




現代の特徴だろうな、と思う。




一時期、私自身もこの言葉をよく使っていたときがあった。
もちろん今でも、自分らしくないよりは、自分らしくあることができると嬉しいし、自分を大切にしたいし、というところなのだけれど、そもそもそんなことを考えること自体が、少なくなってしまった。関心が移ったのかもしれない。




今日も、この言葉を聞きながら、そんなことを思っていた。
あるメッセージが強く出されるときは、その反対の状況が生じていると推測され(事実としてではなく認識として)、それを含めた全体としてどんな構図になっているんだろうな、と考える。




「自分らしさ」の次に出てくることとして、「利他」なんかは予想できる。そしてそれらの相互循環などもあるだろう。
とはいえ、それさえも現代の文脈の影響を強く受けているようにも思うし、もうすでに「古い」のかもしれない。




とすると、次はいったいなんなのだろう。
ある考えの集合体を土台として、反対方向から、「何か」がやってくる。人間は、知らずに影響を受け、それが「自分の考え」であると見つけ、模索する。そして、こんな考え方自体も、影響を受けているのだろう。




髪を明るく染めてから、どうも機嫌がいい日が続いている。
少しテンションが高すぎるかもしれない。
ちょっと落ち着かなければならない。浮かれすぎ。

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