もう、ずっと小さい頃から水墨画には興味があった。
雪舟の掛け軸をみたり、若冲の絵をみたり。
よくは分からないけれど、墨の濃淡だけで描くシンプルな世界に魅力を感じた。
習ってみようなどとは思ったことがなかったのだけれど、偶然1日ワークショップなるものを目にし、思い切って行ってみることにした。
今日のテーマは「燕子花」。
最初は何て読むのか分からなかったけれど、「カキツバタ」だった。「杜若」しか知らなかった。どんな違いがあるんだろう。
そういえば、時期ですね。いずれがアヤメかカキツバタ。
今日は、燕子花、綾目、菖蒲の違いを教えてもらいながら、いくつかの書き方を先に練習して、いざ、本番。
いや。もちろんうまくいっていないところがほとんどなのだけれど、なんだかよく見える。いいな。
今日学んだことは、あの「ぼかし」は、水分量ではなくて、筆の使い方に由来するものだったこと。そして、色を薄くしたい場合は、水を多く含ますのではなく、紙に何度か書いて墨を減らすこと。なるほど!
そもそも、絵を描くのは小さい頃から上手ではない。下絵はマシなんだけれど、絵の具を使いだすと、途端に荒くなる。性格の雑さが現れだす。
でも、水墨画はなぜだかあまり抵抗感がない。シンプルだからかもしれない。
とても楽しくて、もっと描きたくなった。
今年の年賀状で、何か一筆書いてみようか。
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